
財務省が8日発表した2020年の国際収支統計(速報)によると、日本と海外とのモノやサービスの取引や投資収益の状況を示す「経常収支」の黒字は前年比13・8%減の17兆6976億円だった。黒字幅の縮小は2年ぶり。
内訳は、モノの輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」が3兆457億円の黒字だった。新型コロナウイルスの感染拡大による国内外の経済活動の停滞で、輸出額は67兆3277億円(11・4%減)、輸入額は64兆2820億円(15・0%減)だった。
旅行などモノ以外のやりとりを示す「サービス収支」は、3兆5362億円の赤字だった。日本で外国人が買い物などに使った金額から、日本人が海外で使った金額を引いた「旅行収支」が5621億円の黒字で、黒字が2兆円余り減った影響が大きい。
海外子会社からの配当金などの「第1次所得収支」は20兆7175億円の黒字だった。黒字幅は6780億円縮小した。
一方、20年12月単月の経常収支は1兆1656億円の黒字だった。黒字は78か月連続となる。
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