任期満了に伴う浦添市長選は7日投開票され、現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=が過去最多の3万3278票(選管最終)を獲得し、新人の伊礼悠記氏(38)=無所属=に約1万775票の差をつけ3選を果たした。投票率は62・98%で前回を1・61ポイント上回った。松本氏は、那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設で北側案容認に転じたことも含め、2期8年の市政運営に信任を得た。
市長選は自民、公明の政権与党が松本氏を推す一方、共産、社民、社大、立民など県政与党を構成する勢力が伊礼氏を支える対立構図だった。
那覇軍港の浦添移設や、西海岸開発と米軍キャンプ・キンザー跡地利用などのまちづくり、市政の継続か刷新かなどが主な争点。
松本氏は軍港の北側案容認について街頭演説などで説明し市民に理解を訴えたほか、待機児童数が2020年4月時点で7人まで減少したことなど、実績をアピールした。
伊礼氏は軍港移設反対を明確に掲げ、市政刷新を訴えたが及ばなかった。
自公は来年に控える知事選の前哨戦を制した。1月の宮古島市長選からの連敗を回避し、4月のうるま市長選へ弾みをつけた。伊礼氏を支援した、県政与党を構成する「オール沖縄」勢力は痛手を負った。
同日選の市議選(定数27)も開票が進み、8日午前1時時点で23人の当選が確実となっている。
当日有権者数は、8万9814人(男性4万2982人、女性4万6832人)。
松本 哲治氏(まつもと・てつじ)1967年10月19日生まれ。浦添市宮城出身。カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了。NPO法人代表理事を経て2013年に初当選し、現在2期目。
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