【ソウル=桜井紀雄】日本に対抗し、バイデン米政権との首脳会談の早期実現に注力してきたのが韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権だ。16日の日米首脳会談直前に滑り込ませるように、韓国大統領府は米韓首脳会談の5月後半開催を公表し、日米に次いで「2番目に発表された首脳会談だ」とアピールした。
韓国紙ハンギョレは、米側が日程も確定していない文大統領の訪米の公開に同意したのは「日本と対立する韓国が過度に疎外されないよう配慮したため」と分析した。16日の日米首脳会談で菅義偉首相は、日米韓の協力の重要性に言及したが、韓国の聯合ニュースは「悪化した韓日関係の改善を望む米国の注文が反映された」との見方を伝えた。
日米首脳は今回、中国に対抗するための連携や北朝鮮の完全な非核化への深い関与を確認した。これに対し、3月の米韓外務・防衛閣僚協議(2プラス2)では、共同声明から「中国」や「非核化」といった文言が抜け落ちている。中国や北朝鮮との融和を優先させる文政権の意向が働いたとみられ、対中・対北政策で日米と文政権の温度差は隠しようがない。
バイデン大統領は、日本人拉致問題解決に向けた深い関与も確認したが、北朝鮮は、米国と接触することさえ無視する立場を強調しているのが実情だ。
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