大阪府大東市のマンション3階一室で住人の大学4年、吉岡桃七(ももな)さん(21)が殺害された事件で、吉岡さん宅の真下の部屋に住む男が、はしごや灯油などを準備していたとみられることが30日、捜査関係者への取材で分かった。司法解剖の結果、吉岡さんの遺体には刃物などによる数十カ所の傷があり、後頭部の粉砕骨折などが致命傷となったことが判明。大阪府警は男が強い殺意を持ち、計画的に吉岡さんを襲った疑いがあるとみて詳しい経緯を調べる。
府警によると、男はビルメンテナンス会社の嘉本(かもと)悟社員(48)。4月28日朝、吉岡さんの部屋の真下にある2階の自室で火災が起き、室内から搬送された後に死亡。死因は急性一酸化炭素中毒だった。室内には、灯油が入っているとみられるポリタンクや着火器具があり、府警は自ら火をつけたとみている。
吉岡さんは同日朝、自室のベッド横でパジャマ姿で血を流して倒れていた。ベッド上には複数の鈍器や刃物が残されていたほか、吉岡さん宅と嘉本社員宅のベランダとの間には、はしごがかかっていた。
捜査関係者などによると、はしごはマンションの備え付けではなく、嘉本社員宅からは、はしごの空き箱のようなものが見つかった。また、部屋には石油ストーブなどはなく、放火するために灯油を用意したとみられる。吉岡さん宅の玄関付近にはドアストッパーがあり、嘉本社員が玄関ドアが開かないようにして逃げ道を塞ぐために仕掛けた疑いがある。
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