宮城県と福島県で13日深夜に震度6強を観測した地震について、政府の地震調査委員会(委員長・平田直(なおし)東京大名誉教授)は14日、臨時会合をウェブ会議形式で開き、震源は東側に傾斜する逆断層とみられるとの評価をまとめた。
今回の地震では、宮城県山元町の観測点で、揺れの勢いを表す加速度が1432ガルだったことが防災科学技術研究所によって記録された。これは重力の加速度980ガルを超え、2016年の熊本地震の際に益城(ましき)町で記録した1362ガルを上回る強い揺れだった。
また福島県南相馬市の観測点では、西に2センチ弱移動する地殻変動が観測され、宮城県石巻市の石巻港で20センチの津波を観測するなど、宮城県と福島県の沿岸で津波が観測された。
平田委員長は11年の東日本大震災を引き起こした地震の余震だったとの考えを示し「余震の数は時間の経過とともに減っていくが、減り方はだんだん少なくなっていく。(現在のような地震発生の状況は)今後10年くらい続くだろう。自然現象としてマグニチュード(M)8を超える余震が起きることもあり得る」と話した。
調査委は、今後も長期間にわたって、東日本大震災の余震域や内陸を含むその周辺で規模の大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性があるとして、注意を呼びかけている。【信田真由美】
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