東京都で19日、新たに報告された新型コロナウイルスの感染者が500人以上となったことが分かった。18日の493人を超えて2日連続で過去最多となり、初めて500人台に上った。都は19日、今月の感染状況悪化を受け、4段階で示す警戒度を最高レベルの「感染が拡大している」に引き上げる方針を固めた。同日午後に有識者を交えたモニタリング会議を開いて分析結果を踏まえて最終判断し、夕方に小池百合子知事が臨時の記者会見を開いて対応方針を説明する。
都関係者によると、重症者対策や個々の感染対策の徹底に軸足を置き、「第2波」の際に実施した飲食店に対する営業時間の短縮要請はしない見通し。今夏は夜の繁華街などを通じた拡大が目立ったが、現在は当時と比べて感染経路や地域、年代層が広範にわたっており、今回は時短要請の効果を疑問視する意見が強まった。
小池氏は19日午前、警戒度引き上げに関し、都庁で報道陣に「モニタリング会議で方針を決める」と述べた。
一方、菅義偉首相は19日、1日当たりの新規感染者数が全国で18日に過去最多の2000人超となったことに関し「最大限の警戒状況にあると認識している」と表明した。
都の現在の警戒度は2番目の「感染が拡大しつつある」で、9月10日に最高レベルから引き下げて以降、2カ月余り維持していた。同様に4段階で示す医療提供体制の指標は深刻な方から2番目の水準を据え置く見通し。
都内では感染状況の悪化が急速に進み、直近7日間を平均した1日当たりの感染者数は今月1日時点の169・3人から18日には335人へほぼ倍増。今夏のピークだった346・1人(8月5日時点)に迫っている。
日ごとの感染者数が今月11日から14日まで4日連続で300人以上となったのも8月6~9日以来2度目だった。(共同)
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