北海道内では26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに256人確認された。札幌市では道発表分も含めて138人の感染が判明したほか、70~90歳代の男女7人が死亡。道内の死者はこれまで最多の5月1日の8人に迫る人数となった。奥尻島でもクラスター(感染集団)が初めて発生した。
道によると、奥尻町のカラオケスナック「スナックメモリー」で20~70歳代の経営者1人と利用客8人の計9人の感染が判明し、クラスターと認定された。離島でのクラスターは利尻島に続いて2島目。
クラスターが発生している医療機関での感染も拡大。33人の感染が判明した旭川市では、慶友会吉田病院で感染者が9人増えて計125人になったほか、旭川厚生病院で30歳代の男性医師1人を含む20人の感染が判明し、計82人になった。
札幌市でも「札幌田中病院」(手稲区)で入院患者や看護師ら感染者が15人増えて計111人。釧路市でも市立釧路総合病院で新たに入院患者3人の感染が判明し、感染者は計20人となった。同市では「道東勤医協釧路協立病院」で職員4人と入院患者1人の計5人の感染も分かり、新たにクラスター認定された。
教育機関での感染も相次ぎ、小樽市では市立花園小で児童5人、教職員2人の計7人の感染が判明したほか、帯広市も豊成保育所で児童2人と職員3人の計5人が感染。いずれもクラスターと認定された。
このほか、札幌市で平岡中央中(清田区)の生徒1人、北園小(東区)と二十四軒小(西区)で教職員1人ずつの感染が分かり、滝川市でも市立滝川西高校の生徒1人の感染が判明した。
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