23日午後7時40分ごろ、神戸市灘区宮山町1丁目の阪急神戸線六甲-御影間の高羽踏切で、新開地発大阪梅田行き特急電車が乗用車と衝突した。神戸市消防局や阪急電鉄によると、電車の先頭車両が脱線した。乗用車は大破したが、運転手の男性は車外にいて無事で、電車の乗客乗員約400人にもけが人はいないという。兵庫県警灘署が事故原因を調べる。運輸安全委員会は24日、鉄道事故調査官2人を現地に派遣する予定。
灘署によると、乗用車の運転手は集配業者で、調べに「当時は車から離れていた。サイドブレーキのかかりが甘く、車が踏切まで動いたかもしれない」と説明している。
阪急によると、電車は8両編成で、運転士が車に気付いて非常ブレーキをかけたが衝突し、先頭車両の最前方とその後ろの車輪が左側に約40センチ脱線した。乗客は阪急が誘導し車外へ避難した。阪急神戸線は新開地-夙川間で23日の終電まで運転を見合わせ、24日も始発から運転を見合わせる。
踏切は警報機と遮断機がある。現場は阪急六甲駅から東に約200メートルで、周囲は閑静な住宅街。近くに住む40代女性は「電車の警笛音の後にガガガとこすれるような音がして家が揺れた。電車が突っ込んで来るのかと思い怖かった」とおびえた様子で話した。(共同)
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