オーガニック化粧品などを製造販売する「ネオナチュラル」(名古屋市)が、新たに女性向け頭皮ケア製品を開発した。主成分となるヘチマ水は、郡上市の自社農場で土づくりから試行錯誤を重ねて生産したものだ。自然の恵みを活用して、人間がもともと持っている健やかな頭髪を維持する仕組みを引き出す。
山あいに民家が点在する自然豊かな郡上市大和町の母袋(もたい)地域。標高約600メートル、約80アールの「母袋有機農場」には、有機栽培するヘチマやラベンダー畑が広がる。ヘチマ水を使った化粧水が人気商品。ハーブ、甘酒などが原料で腸からの美肌を目指す健康食品「はだ恵(めぐ)り」も製造。小さな山里に雇用を生み出し、地域活性化にも貢献する。
事業を興したきっかけは、高柳昌博社長がアトピー性皮膚炎の家族のため、せっけんを手作りしたことだった。「体の仕組みを壊さず、本来持っている力を活性化させることが大切」と語るように、肌の根幹から美しさを導く商品開発に注力する。
今月、女性の頭皮トラブルに着目した頭皮ローション「Natures for スカルプワンダーローション」を発売した。世界基準のオーガニック認証「COSMOS ORGANIC(コスモス・オーガニック)」を取得。同農場で1滴1滴集めたヘチマ水や、農場内に自生するクレソンを使用する。
100%自然由来の素材で、頭皮環境に良いとされるビワ葉やクレソンなどの伝承和漢植物が、頭皮常在菌群の働きを支える。高柳社長は「毛穴汚れを除去するヘアケアの常識を変えていきたい」と語る。
150ミリリットル入り3500円(税別)。同社ホームページや一部ショッピングサイトで販売が始まっている。マッサージしながら使うことで効果が高まるといい、天然木で製作したマッサージローラー(税別1500円)も販売している。
からの記事と詳細 ( オーガニック100%「ヘチマ水」ローション 「人が持つ力、活性化」女性向け頭皮ケア - 岐阜新聞 )
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