Thursday, April 7, 2022

都立高校入学式前日に受け取った制服、シャツは小さくリボンなし…店内の電話は鳴りっぱなしで応対なし - 読売新聞オンライン

sumibar.blogspot.com

 学生服販売「ムサシノ商店」(東京都武蔵野市)が受注した都内の中高生の制服が、一部の新入生に届いていない問題で、同社の都内各地の店舗には6日、入学式を直前に控えた新入生や保護者が次々と来店し、店員たちが慌ただしく対応していた。

 武蔵野市の店舗では、7日に都立高の入学式を控えた女子生徒(15)が母親(43)と来店して制服を受け取った。ただ、シャツのサイズは小さく、リボンは受け取れなかった。母親によると、店内は電話が鳴りっぱなしなのに店員が誰も出られないほど慌ただしく、「自宅にまだ届いていない」と怒る客もいたという。

 女子生徒は「制服もサイズが合っているか心配」、母親は「店側から騒ぎが起きた原因の説明はなかった」とそれぞれ不安な様子で語った。

 一方、新入生を受け入れる学校側も卒業生が残した制服の準備などに追われた。

 国分寺市立第一中では、事態を知った複数の卒業生が使わなくなった制服を届けてくれたという。7日の入学式で申し出があれば、新入生にこの制服を着てもらう対応を取る。大島清和副校長は「このような事態は初めて。学校としては、どんな格好でも温かく迎え入れたい」と話した。

 武蔵野市内の中学校には6日午後6時時点で、制服が届かないという問い合わせが計9人から寄せられた。市教委によると、同社からは「本日中に各家庭に届ける」との回答を得ているといい、もし間に合わなかった場合、各中学に卒業生が寄付した「リサイクル制服」を貸与して対応するという。

 都立府中東高校では5日時点で新入生の男女から「制服が届かない」という問い合わせが10件寄せられた。同校では例年入学式に撮影している新入生の集合写真を来週以降に延期した。鷲ノ上亮一副校長は「ムサシノ商店は信頼の置ける老舗で、一体何が起きたのかと驚いている。原因を説明してもらいたい」と語った。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 都立高校入学式前日に受け取った制服、シャツは小さくリボンなし…店内の電話は鳴りっぱなしで応対なし - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/THo691k
日本
Share:

0 Comments:

Post a Comment