沖縄県の糸数公保健衛生統括監は27日、これまでに確認された新型コロナの感染者で宮古島市長選に絡む感染が疑われる患者が1人いたことを明らかにした。行動歴の記述欄に「選挙事務所に」とだけ記載があるという。同市では17日の投開票後の発症が多く、県は「まだ新しい感染者が出る可能性がある」と警戒する。
同市では連日30人台の感染が確認され、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)。療養患者数は27日現在135人で、県立宮古病院に酸素投与が必要な中等症の患者42人、民間医療機関に中等症1人を含む患者10人が入院中という。
27日時点のコロナ病床57床は限界に近づいており、県が増床を調整している。入院せず高齢者施設などで療養している患者も24人いるという。県は2カ所目の無症状・軽症用の宿泊療養施設(80室)を週内に開設予定。本島から医師や看護師の派遣も急いでいる。
宮古島の感染は右肩上がりとなっている。20~26日の新規感染者は県全体の561人に対し84人。県人口の4%にすぎない同市だけで15%を占めた。人口10万人当たりでは25日時点で、県全体の40・50人を大きく上回る109・84人。全国最悪の東京都56・03人の2倍に迫る状況だ。
沖縄県立宮古病院は25日、会見を開き、26日から2月1日までの7日間、一般外来を休止すると発表した。同病院は25日にコロナ病床(36床)が満床になり、医療体制が限界に近づいている。同病院によると一般外来の休止に踏み切るのは「知る限り初めての措置」といい、本永英治院長は「患者が急増し、院内感染のリスクも高まっている。さらに重症者が出れば医療崩壊となる」と危機感を訴えた。
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