兵庫県尼崎市は２５日、同市に住む１０歳未満～７０代の男女１７人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状は重症１人、中等症１人、調査中２人で、その他は軽症か無症状という。既に感染していた高齢女性２人の死亡も明らかにした。同市での感染者の死亡は５１人となった。
市によると、死亡した２人のうち、８０代の女性はクラスター（感染者集団）が発生した市内の特別養護老人ホームの入所者。１０日に陽性となったが症状が軽く、病床が不足するなどして、県による「入院調整中」の状態で施設で過ごしていた。２２日ごろに容体が悪化し、医師の往診で酸素投与などの処置を受けたが、２４日に亡くなった。
この特養では、１１日にも感染した入所者が入院調整中に死亡している。
死亡したもう１人は９０歳以上の女性で、クラスター化している安藤病院の入院患者。２４日に亡くなった。
一方で、市は北消防署と北消防署塚口出張所の職員計２人の感染を確認。職場に濃厚接触者はいないといい、通常通り業務を続けている。
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