神奈川県内で26日、新型コロナウイルスに感染した13人の死亡と、394人の感染が明らかになった。県と6市の保健当局が発表した。新規感染者数は2日連続の300人台だが、前日より43人増えた。県内の1日の死者数は13日と並び過去最多。経路不明は183人。
横浜市は60~90代の男女6人の死亡と142人の感染を発表した。死亡した6人のうち90代男性2人はクラスター(感染者集団)が発生した元気会横浜病院(緑区)の患者。新規感染者のうち1人は横浜市立みなと赤十字病院(中区)の患者。同病院の感染者は計6人となり、クラスターと認定した。
横須賀市は80代の男女2人の死亡を発表した。うち女性はせきと鼻水の症状があり、9日の感染判明後は自宅療養していたが、悪化して入院し25日に死亡した。新規感染者は22人。利用者1人の感染が分かっていた短期入所施設「愛加那」で職員を含む7人の感染が新たに分かりクラスターと認定。市立うわまち病院の5階病棟のクラスターは1人増えて計26人に。このほか同病院では同じ科の医師3人の感染も判明した。
県は大和市と秦野市の80代男性の計2人が死亡したと発表した。いずれも基礎疾患があり、発熱などの症状があり入院していた。新規感染者は77人。オアシス湘南病院(海老名市)と、県央地区の高齢者福祉施設でそれぞれ職員1人が感染し、クラスターは101人、18人になった。県央地区の介護老人保健施設で入所者1人が感染。感染者は5人となりクラスターと認定した。
川崎市は、川崎区の70代女性と80代女性が亡くなったと発表した。70代女性は、クラスターが起きた市南部の病院に入院中の12日に陽性と分かり、25日に死亡が確認された。この病院では職員を含め計17人が感染し、死者は2人目となった。死亡した80代女性も、この女性を含め計10人のクラスターとなった川崎区の有料老人ホームに入居していた16日に陽性と判明。呼吸苦で同日、市内の病院に救急搬送されたが、24日に死亡が確認された。また未就学児から90代までの男女73人の感染を発表。クラスターとなった幸区の有料老人ホームで入居者1人と職員2人、市内の自立支援施設で50代男性利用者がそれぞれ陽性となり、両施設の感染者は計36人、計15人となった。この日の保健当局の発表に含まれないが、児童の感染が分かった市立旭町小学校(川崎区)が26日午後、臨時休校した。
相模原市は60代女性の死亡と19人の感染を発表した。死亡した女性は12月30日に発症して入院し、31日に感染が分かった。新規感染者のうち、クラスターが発生した緑区と南区の高齢者グループホームで入所者各1人の感染が判明し、感染者は緑区のホームが計13人、南区のホームが計7人となった。市内の高齢者施設では80代男性利用者と80代男女職員の感染が分かり、感染者は計4人となった。
藤沢市は49人の感染を発表した。クラスターが発生した湘南藤沢徳洲会病院で女性看護師ら職員2人と入院患者1人の感染が確認され、関連する感染者は計20人となった。
茅ケ崎市は12人の感染を発表した。
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