岐阜県と岐阜市は1日、県内39市町村などで新たに過去最多となる1049人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が県内で千人を超えるのは初めてで、これまで過去最多だった886人(1月28日)を大幅に上回った。県庁で緊急の記者会見を開いた古田肇知事は「岐阜県にとっては完全に未知の領域に入った」と改めて強い危機感を示した。
感染者数は累計3万35人で、3万人を超えた。累計1万人を超えたのは約1年5カ月、1万人から2万人へは約5カ月だったが、2万人から3万人はわずか17日で達した。古田知事は「学校や福祉施設で多くのクラスター(感染者集団)が発生し、これまで以上の対策を検討する必要がある」と強調。「何とかこの流れを抑え、ピークアウトまで持っていきたい」と述べた。
県独自の基準指標は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は272・80人となり、12日連続で過去最多を更新した。病床使用率は64・7%(1月31日時点)、陽性率26・7%(同)で、いずれも最も警戒が必要なレベル4相当となっている。重症者は、70代の患者が新たに人工呼吸器管理となり、20代の患者は離脱したため、前日と変わらず1人のまま。
年代別の感染者は、60代以上が1月18日から24日までの1週間が354人で全体の10・7%だったが、同25日から30日までの1週間は871人で全体の16・9%と、実数と割合がともに増加している。感染経路不明の陽性者は、1日の感染者のうち68%だった。
新たに確認したクラスターは2件。岐阜市の病院では医療従事者や患者計16人の感染が判明した。大垣市の高齢者福祉施設では職員や利用者計6人の感染が分かった。拡大したクラスターは34件。このうち、高山市の小学校関連では17人増えて89人となった。
31日時点の自宅療養者は前日比232人増の2618人、宿泊療養施設の入所者は前日比93人減の812人となっている。
また、岐阜市は1日、市民病院や北消防署、東部クリーンセンターの職員ら計10人の感染が判明したと発表した。県警は警察官3人の感染を発表し、第6波での感染者は計21人となった。岐阜刑務所は職員4人の感染を明らかにした。
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