ここ数年でじわじわとファンを増やし、コロナ禍でさらに注目度が上がった存在。そのひとつに、ボードゲームも挙げられるのではないでしょうか。
頭を使うものや駆け引きが必要なものなど、種類はさまざま。現在、machi-yaでもボードゲームのプロジェクトを実施中です。
「ナンバーワン・ベーカリー」はパン屋になってパンを売る、シンプルなゲームながらマーケティングや会計、経営も学べるユニークなボードゲーム。
サンプルをお借りできたので、実際に遊んでみたレビューをお届けします。
遊び方をおさらい
マーケティング、会計、経営などと聞くと難しそうに思えますが、ルールは簡単。パン屋になって仕入れたパンを売る、というもの。
プレイ人数は2〜6人で、ひとりがパン屋オーナー、ほかの人はお客さんを担当します。オーナーは、お客さんが求めているパンを予測して、仕入れをしてパンを売る。これを順番で繰り返して、最終的な利益の額を競いましょう。
パンは全21種類。お客さんは、この中から買いたいパンをセレクトします。その後オーナーは「今日はどんなパンが食べたい気分?」「今日買うパンはいつ、どこで、誰と食べる予定?」など、ヒアリングを重ねて、どのパンをいくつ仕入れるかを考えます。
利益を大きくするためには仕入れの無駄を減らすことが大事で、このヒアリングこそがこのゲームの肝になります!
ここでコミュニケーションが生まれるのはもちろん、経営者の視点も求められるのでマーケティングや会計の考え方が自然と身に付くというわけです。
質問力がUPする
今回は親戚の小学4年生と一緒に遊んでみました。
オーナーの最初の手持ちの資金や質問の回数など、細かいルールは自由に決めることができますが、最初なので説明書にある例に沿ったルール(資金は1,000円、質問は5回など)でスタート。
仕入れや売り上げ、利益などお金の計算がありますが、基本ルールがシンプルなことやテーマが身近なパン屋であることもあって、比較的すんなりと入り込めます。
冒頭でも紹介した通り、このゲームの鍵を握るのは質問。
質問回数や時間など限られた条件の中で、いかにお客さんのニーズを把握できるかが大事です。用意されている質問カードを使うもよし、その場で考えて質問を投げかけるもよし。
普段お店のことを考える機会のない小学生でも、周りの大人の質問の仕方や内容を参考にして、「パン屋での買い物にいつもどれくらいお金をかけてる?」「定番と新商品ならどっちが好き?」など切り口を変えて質問を考えるようになっていました。
また、質問のクオリティが上がれば、お客さん側もよりリアルに想像してパンを選ぶようになってきます。進めていくほどにそれぞれの役割りに入り込んで楽しめるのも、このゲームのおもしろみのひとつだと思います。
SDGsについても考えられる
経営者の視点になれるのが新鮮、というのは子どもに限らず多くの大人にとっても同じ。
消費者と経営者を入れ替わりながらゲームを進めていくと、お金の流れや商売の仕組みを改めて考えるきっかけになります。さらに、SDGsについての見識が深まるのも「ナンバーワン・ベーカリー」の特長です。
お客さんのニーズと予算、売り上げを計算しながら仕入れをするので、売れ残ればがっかりしますし、もったいないという気持ちも自然に出てきます。そのあたりは子どもの方がゲームにのめり込んで、真剣に考えていたようでした。
もちろんゲームでは利益の大きさを競いますが、ゲームだからこそ気軽に自分なりの考えで経営やSDGsについて考えられそうだとも感じました。
応用方法いろいろ
「ナンバーワン・ベーカリー」の製作は経営コンサルタントによるもの。
小中学生向けのスクールの運営のノウハウも詰め込まれていて、社会人にロジカルシンキングやキャッシュフローの仕組みを教える、研修ツールとしても活用できるとのことです。
今回は単純にいちボードゲームとして遊んでみましたが、それでも大人も子どももそれぞれが楽しみながら自然に気づきや学びを得て、いい時間が過ごせました。
ボードゲームを楽しみながらお金について学べる「ナンバーワン・ベーカリー」は、現在machi-yaでプロジェクトを展開中。今なら一般発売予定価格の6%割引の12,000円(消費税・送料込み)から支援ができます。
まだまだおうちで過ごす機会が多い今こそ、ぜひチェックしてみてくださいね。
Photo: 組橋信太朗
からの記事と詳細 ( 会計とマーケティングを学ぼう! 対象年齢9歳からのボードゲームで、親戚と遊んでみた - ライフハッカー[日本版] )
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