「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
パンブームの今こそ知りたい! ベーカリーチェーンの「おすすめパン」
近年、「高級食パン」や「フルーツサンド」などが話題になるなど“パンブーム”が到来。そこで今回は、少し贅沢したい時に行きたいベーカリーチェーン「アンデルセン」「リトルマーメイド」「ヴィ・ド・フランス」の3店から、栄養面から見ておすすめできるメニューを管理栄養士・猪坂先生に選んでもらいました!
――パンの栄養をあまり考えたことがないのですが、具体的に「いいところ」と「悪いところ」はなんですか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) パンのいいところは、エネルギーとなる糖質の摂取に役立つ点です。特に朝は、脳のエネルギー源となるブドウ糖を補給したいタイミングなので、パンなどの糖質を含む食品をきちんと摂る必要があります。
一方で悪いところは、バターや生クリームなどがたっぷり入ったパンの場合は、脂質の摂りすぎにつながりやすい点。食パンの場合でも、そのまま食べずにバターを塗ったり、チーズなどを乗せたりして食べますよね? そうすると、脂質の摂取量が増えてしまうのです。
パンだけで食事を済ませる人も多いと思いますが、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足しがちに。栄養面が気になる場合は、一緒に食べるおかずや、スープの選び方を工夫する必要があります。
――朝は“パン派”の人も多いと思います。朝食に向いているパンはあるのでしょうか?
猪坂 栄養バランスのことを考えると、バケットやライ麦パンのような固めのパンを、主食として取り入れるのがおすすめ。余分な脂質の摂りすぎを避けられますし、噛みごたえがあるので、満足感も得られやすいはずです。
どうしても時間がなくて「おかずを用意できないから、パンだけで済ませたい!」という場合は、タンパク質や野菜を少しでも補える具だくさんのサンドイッチや、惣菜パンなどを選ぶといいでしょう。
一方で、菓子パンは糖分が多く、食事というよりはスイーツに近い食品なので、栄養バランスが崩れやすくなります。特に朝は胃が空っぽなので、菓子パンを食べると血糖値が急上昇しやすくなるデメリットも。「菓子パンを食べたいけれど、栄養が気になる」「できるだけ太りたくない」という人は、サラダや野菜スープ、ゆで卵、チキンなどを先に食べて、最後に菓子パンに手をつけることをおすすめします。
パンの科学 しあわせな香りと食感の秘密
からの記事と詳細 ( 「ヴィ・ド・フランス」ほか人気ベーカリーチェーン、プロが選ぶ“550円以下”おすすめメニュー9選! - サイゾーウーマン )
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