8日(金)は、台風17号、18号が発生。沖縄や奄美では、台風18号の動向によっては、11日(月)から12 日(火)頃、大しけになる恐れがあります。再来週は、全国的に秋らしくなるでしょう。
8日(金) 台風17号・18号発生 台風18号は超大型 沖縄や奄美に影響か?
8日(金)午前3時に南シナ海で発生した、大型の台風17号は、今後、西へ進むでしょう。11日(月)までにラオスで、熱帯低気圧に変わる予想です。台風17号の日本への直接的な影響はない見込みです。 8日(金)午後3時には、フィリピンの東で、台風18号が発生しました。超大型の台風で、今後、次第に西よりに進む見込みです。台風18号の動向によっては、沖縄や奄美で、11日(月)から12 日(火)頃、大しけになる恐れがあります。今後、最新の台風情報をご確認ください。 台風の大きさは、上の表のように、強風域(風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径で区分されています。 10月半ばにかけて、フィリピンの東からマリアナ諸島近海は、対流活動が活発な状態が続く予想で、新たな熱帯低気圧が発生する可能性もあります。台風シーズンは、まだ続くとみられます。
残暑続く 12日(火)~13日(水)は広く曇りや雨に
10日(日)は、オホーツク海を、低気圧が発達しながら進む見込みです。低気圧の発達の程度によっては、北海道を中心に暴風になる恐れがあります。 11日(月)頃にかけて、本州付近を覆う高気圧は、勢力が強いでしょう。九州から東北を中心に、日差しが届く所が多い見込みです。最高気温は、九州から近畿を中心に30℃くらいまで上がる日が続く予想です。 12日(火)~13日(水)頃は、前線が本州を南下し、広く曇りや雨でしょう。この雨の後、極端な残暑は収まる見込みです。残暑が収まるといっても、今のところの予想では、前線は本州の南まで下がりきることがありません。前線の南側の比較的暖かい空気に覆われる九州や四国を中心に、ムシムシと感じられそうです。
再来週は残暑一転 この時期としては強い寒気 急に秋らしく
17日(日)頃は、気圧の谷が日本列島を通過し、広く雨が降る見込みです。この雨の後、日本付近は、西高東低の気圧配置になるでしょう。いわゆる冬型の気圧配置です。日本列島に、この時期としては強い寒気が流れ込む可能性があります。九州から近畿でも、最高気温が20℃に届かない日が続くなど、全国的に急に秋らしくなるでしょう。ただ、この寒気の流れ込みは、一過性で、このまま一気に季節が進むということはなさそうです。
日本気象協会 本社 白石 圭子
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