東京都は29日、新型コロナウイルス感染者数について、4~10月に4512人の集計漏れがあったと発表した。集計漏れの8割強は第5波のピークだった8月に集中して発生していた。感染者の重複登録も判明し、差し引きで計4065人が累計感染者数から漏れていた。これまでの計上漏れは今年2月の約840人が最多だった。
集計漏れは第5波が一服した9月中旬に感染者情報を精査したところ判明した。保健所の業務が逼迫するなか、主に感染者情報共有システム「HER-SYS(ハーシス)」の操作ミスや入力不備が原因で集計漏れが生じていたという。
重複して登録していた感染者は447人。これらを削除し、計上されていなかった人を加えた累計感染者数は29日時点で38万1610人となった。修正に伴い、1日あたりの過去最多の感染者数も従来の5773人(8月13日)から5908人(同日)となった。累計死者数も9人増の3142人に訂正した。
都は再発防止に向け、保健所に感染者の迅速な報告を求めるとともに、書類の不備などで確認中の件数についても公表するとした。保健所などによる患者への対応は発生届をベースにおこなっており、都福祉保健局は「対応に問題はなかった」としている。
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