
広島県の新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け大規模接種が7日、同県福山市の県立ふくやま産業交流館「ビッグ・ローズ」で始まった。1日1800人の枠に対し、接種したのは福山市(80歳以上)、同県世羅町(65歳以上)の88人と、急きょ追加した医療従事者ら計233人。市民からは「まだ予約が取れずに不安な人がいる」との声もあり、よりきめ細かい情報発信が求められる。(西田大智、浅田真理)
県が開設した初の大規模接種会場で、大ホール(約4400平方メートル)に医師や看護師ら約120人が待機した。1時間に300人に接種する計画だったが、出入りする人はまばらで、接種はスムーズに進んだ。
福山市千田町の女性(83)は、市の集団接種の1次募集は電話がつながらず、近くの病院の個別接種はどこも予約がいっぱいだったという。「ニュースで大規模接種を知り、すぐに電話がつながった。予約が取れない人はまだいる。県はもっとアピールした方がいい」と注文をつけた。
「ワクチンを打って不安が消えた」という福山市神辺町の男性(79)も「大規模接種が周知徹底されていない。パソコンを使わない世代のことも考えてほしい」と、高齢者にも届くPRを求めた。
県によると、大規模接種の第1弾(7~17日、12日は休み)の予約は、福山市の80歳以上と世羅町の65歳以上を対象に、1日からインターネットと電話で受け付けた。6日からは近隣の府中市の65歳以上も対象に加えた。
からの記事と詳細 ( 大規模接種会場、閑散…予約率わずか2%で知事「ここまで低調とは」 - 読売新聞 )
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