2023年8月4日(金)、有楽町駅前の「東京交通会館」1階に「ゴディバ ベーカリー(GODIVA Bakery)ゴディパン 本店」がオープンした。1926年にベルギーで誕生したチョコレートブランドであるゴディバがベーカリーショップを手がけると聞き、色めき立った人は少なくないはずだ。しかも、ここ東京が世界初出店である。
コンセプトは「町のパン屋さん meets ゴディバ」。店長の龍石ちひろは、2022年にブランドが日本上陸50周年を迎えたことを機に、「日本で独自の進化を遂げた菓子パンや総菜パンを、ショコラティエの新たな発想で再解釈したらどのような表現になるのかという発想が、新たにパン事業に参入するきっかけとなっています」と語る。
28種類のパンには、全てチョコレート、もしくは(チョコレートの原料である)カカオを使用。いずれもショコラティエであるゴディバの強みを生かしたアイテムばかりだ。店舗内にはベーカリーキッチンのほか、チョコレートを作るための低温ルームキッチンやテンパリングマシーンを備えており、 店内はチョコレートの甘く幸せな香りで満たされていた。パンを包む袋に描かれた「ゴディパン」の文字もかわいらしく、「町のパン屋さん」らしさが感じられる。
まず押さえておきたいのは、ポップなルックスの「コロネ」(453円、以下全て税込み)。ショコラ、ストロベリー、抹茶の3種類を用意しているが、いずれもチョコレートやカカオを使用していて、中にはダークチョコレートのバーが入っている。クリームの特徴に合わせて、それぞれ異なるパン生地を用意しているというこだわりようだ。例えば、抹茶は豆乳を使ったパン生地を使用する。
開発に1年を要したという「ショコラティエのカレーパン」(453円)も気になるアイテムだ。ココア生地の帽子をかぶった丸いパンの中に、カカオ分55%のチョコレートをアクセントに加えたカレーフィリングを詰め込んだ。カカオのほろ苦さとほのかな甘さ、そして、スパイスの香りのマリアージュが新鮮な、ゴディバならではの焼きカレーパンに仕上がっている。
「カカオフルーツのクリームパン」(378円)は、カカオの果実を絞ったジュースを練り込んだカスタードクリームをたっぷり詰め込んだ、カカオが果実であることを思い出させてくれる逸品だ。
カカオの実を模した「ショコラの実」(270円)には、ココア入り生食パン生地の中にチョコレートチャンクが入っている。しっとりとした生地の食感とともに、ごろごろと入っているチョコレートチャンクの食感が楽しい。トースターで温め直してもおいしく食べられるという。
そのほか、ベルギーのオープンサンドをゴディバ流にアレンジした「タルティーヌ」(702円)や、おやつやテーブルパンとしてご家族や友達と分けて食べるのにぴったりな「わけわけパン」(648円)など、魅惑的なアイテムばかり! チョコレート、もしくはカカオを使ったハッピーな菓子パンや総菜パンには、日本で半世紀にわたって愛されてきたショコラティエのフィロソフィーがたっぷりと詰まっている。
2023年8月9日(水)現在、入場は整理券制(時間が指定された整理券を9時30分から配布)で、購入は1人4個までの個数制限がある。詳しくは公式ウェブサイトの情報を確認してほしい。
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