茨城県と水戸市は28日、新型コロナの感染者が新たに51人確認されたと発表した。50人を超えるのは3月1日以来。県内の感染者は6651人となった。
同県常総市内の事業所では、集団感染が疑われる事例が新たに発生した。感染したのは、従業員の20~50歳代の男女10人。このうち9人と26日までに感染が公表されていた1人の計10人は3月下旬、同じ車で県外に出張していた。県は車内でクラスター(感染集団)が発生したとみている。残る1人は公表済みの1人の濃厚接触者で、事業所の感染者は計11人だ。
すでに6人が感染した同県取手市内の病院でも、新たに4人が感染した。これまでの感染者とは別の階に入院しており、県は職員を介して感染が広まった可能性もあるとみている。県は「クラスターが発生した」との認識を示した。
これまでに48人が感染した常総市内の事業所でも、10歳代の会社員女性の感染が判明した。この事業所の感染者は49人目で、いずれも従業員だという。
ほかの感染者では、水戸市の未就学女児は、市内の児童福祉施設の利用者。同施設での陽性者は、県発表分と合わせて児童7人、職員8人の計15人となった。
同市に住む50~60歳代の男性3人は、市内の同じ事業所の会社員。市によると、これまでの県と市の発表者を含めると、同事業所での陽性者は計7人だという。
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