静岡県内で19日、新たに61人の新型コロナウイルス感染が確認され、県内の累計感染者は1056人(再陽性者を含め1057人)となった。クラスター(感染者集団)に認定された静岡市駿河区の静岡済生会総合病院は記者会見を開き、感染が患者10人、看護師6人、事務員1人に拡大し、入院患者1人が死亡したと明らかにした。慎重に対策を講じていた総合病院での院内感染発生に、関係者は衝撃を受けている。
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同病院によると、感染者が出たフロアは計約50床で、コロナ患者の病床と一般病床に区分けされている。死亡した感染者は一般病床の高齢者で元々の疾患が重症だった。同病院は緊急性の低い手術の延期などはするが、20日の外来診療は通常通り実施する。
感染した看護師は、1人がコロナ病床を、5人が一般病床を担当していた。外来患者との接触はなく、医師に濃厚接触者はいない。病床の区分けは感染者との接触状況などに応じ厳格化していた。このため、院内のウイルスが拡散したのか、院外からウイルスが持ち込まれたのかは、現時点で不明という。
市は19日、済生会総合病院を含む計32人の陽性を公表し、うち1人の居住地は焼津市だった。また、同市内ではカラオケを伴う飲食店で新たにクラスターが発生。従業員の1人がクラスター認定されている別のカラオケを伴う飲食店を客として訪れていた。学校やアルバイト先が共通するクラスター関連でも5人の陽性が判明した。
浜松市は21人の感染を発表。うち7人はクラスターが発生した飲食店2店の一つ「パブ アモール」(同市中区)の来店客や従業員の同居者ら。もう1店の「スービック」(同区)については、17日までに従業員と来店客計3人の感染を確認していたことを明らかにした。このほか、JA静岡厚生連遠州病院(同区)関連で、50代の女性医療従事者1人の陽性が判明した。
県は富士市、三島市、御殿場市、焼津市、伊豆市、島田市、袋井市、藤枝市で各1人の陽性を公表した。御殿場市の感染者は自衛隊員だという。
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