天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは26日、三重県を訪問し、同県伊勢市の伊勢神宮を参拝された。愛子さまが成年皇族として、お一方で地方を訪問されるのは初めて。訪問は1泊2日の日程で、27日には同県明和町の斎宮歴史博物館などを見学するほか、奈良県橿原市の神武天皇陵を参拝される。
愛子さまは26日午後、近鉄鳥羽駅(三重県鳥羽市)に到着し、出迎えた関係者とあいさつを交わされた。
伊勢神宮では、愛子さまは爪先まで隠れる参拝用の白いロングドレス姿で、皇祖神の天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる内宮(ないくう)をご参拝。玉砂利が敷き詰められた参道をゆっくりと進み、正殿の前にある内玉垣南御門(うちたまがきみなみごもん)で玉串をささげて、拝礼された。
これに先立ち、内宮の約4キロ北西にあり、衣食住や産業の守り神であるとされる豊受大神(とようけのおおみかみ)をまつる外宮(げくう)も参拝された。
皇室とゆかり深い伊勢神宮 参拝、過去にも成年などの節目に
愛子さまが26日、お一方で初めて伊勢神宮(三重県伊勢市)を参拝された。皇祖神の天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつり、皇室とゆかりの深い伊勢神宮。参拝には決められた所作があり、皇室の方々は成長の過程で所作を学び、成年や卒業などの節目にお一方での参拝を経験されることが慣例となっている。
伊勢神宮の境内を、少し緊張した面持ちで、ゆっくりと進まれた愛子さま。伊勢市ではこの日、小雨が降る時間帯もあったが、愛子さまが内宮(ないくう)で玉串をささげられる際には、ちょうど日が差し込んでいた。
皇室の方々が成年などの節目に臨まれてきた神宮参拝。近年では秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまが成年を迎えた翌年の平成27年、お一方で初めてご参拝。姉の小室眞子さんも、成年の報告で23年に参拝した。一方、ご夫妻の長男、悠仁さまは令和4年10月、私的ご旅行に際し、初めての単独参拝を経験されている。
愛子さまが初めて神宮を参拝されたのは、平成26年7月。伊勢神宮が20年に1度、社殿を造り替えてご神体を移す式年遷宮「遷御(せんぎょ)の儀」を終えたことに伴う参拝に、両陛下とともに臨まれた。当時は学習院女子中等科1年生で、天皇陛下、皇后さまに倣う形で、制服姿でのご参拝だった。
今月20日に学習院大卒業を迎えられた愛子さま。側近によると、初めてのお一方での参拝を前に、両陛下のアドバイスを受けながら、所作などについて入念に確認されていたという。参道に集まった参拝客からの「おめでとうございます」との声掛けには、会釈で応じられた。
伊勢神宮の後には、神武天皇陵(奈良県橿原市)を参拝するのが恒例で、愛子さまも27日に足を運ばれる。(吉沢智美)
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