岸田文雄首相は、人権問題担当の首相補佐官に自民党の中谷元・元防衛相(64)を起用する方針を決めた。9月の自民党総裁選で新設を表明したポストで、人権問題に関する情報収集や政府対応を統括する。中国による香港や新疆ウイグル自治区での人権弾圧が念頭にある。10日の第2次岸田内閣の発足に合わせて任命する。
首相は8日午前、中谷氏と首相官邸で会談し、補佐官起用の意向を伝えた。中谷氏は会談後、記者団に「外相や経済産業相と緊密に協力し、国際的な人権問題に対応していきたい」と語った。
中谷氏は衆院高知1区選出で当選11回。陸上自衛官を経て1990年に初当選した。防衛庁長官、防衛相を歴任している。「人権外交を超党派で考える議員連盟」の共同会長を務めており、ウイグル問題に関し、人権問題に関与した外国の人物や団体に制裁を科すことが可能な日本版マグニツキー法(人権侵害制裁法)の制定を目指している。【飼手勇介】
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