長崎県佐世保市や西海市で、柑橘農家を営む「YAMABE KAJUEN」代表の山辺吉伸さん(40)。規格外などで売り物に出せない果実を、どうにかできないかと模索し続け、あるとき果皮から天然のオイルを抽出することに成功した。
有機JAS認証を取得し、オーガニックの果樹を栽培する山辺さんは、とことんこだわる!例えば、農園内に生えた草は刈らず、倒していく。そうして微生物が活動しやすい環境を作り出すことで、土壌の地温調整や有機物の増加の効果があるそうだ。また、アロマオイルの抽出には、一般的に使われている「圧搾法」ではなく、あえて手間のかかる「水蒸気蒸留法」を使う。そうすることで、不純物がなく、劣化の少ないオイルが抽出できるのだという。
オーガニック果樹の良さを、より多くの人に知ってほしい。その思いから、オリジナルブランド「junero(ジュネロ)」を立ち上げた。自ら福岡県の化粧品メーカーに協力を依頼し、開発におよそ3年をかけた。中でも、橙の花からわずかしか抽出できない希少なオイル「ネロリ」を使用した商品は、気品のある香りが人気だそうだ。
人にも環境にもやさしい農業の形。長崎から拡がる未来の農業の在り方を見据えながら日々開拓し続ける、山辺さんの思いに迫る。
担当者:山辺吉伸(やまべよしのぶ)(代表)
住所1:長崎県佐世保市ハウステンボス町4-37-3-806(自宅兼オフィス)
TEL:0956-76-9342
住所2:長崎県佐世保市針尾東町2607(長崎県立西海橋公園内)(直営店) 電話なし
HP:https://www.yamabe-kajuen.jp/
その他:
シャンプー 3,300円(税込)
歯磨き粉 1,320円(税込)
ボディミルク 3,080円(税込)
アロマオイルやjuneroの商品は、オンラインショップで販売中
https://www.yamabe-kajuen.jp/category/12/
※西海橋公園内の直営店は、土日のみオープンしています
YAMABE KAJUEN代表・山辺吉伸さん。最初は実家のミカン農家をお手伝いしていましたが、売り物にならない果実に目を向けたところから、すべてがスタートしました。天然のオイルを抽出する皮だけでなく、果実・花・葉もすべて使えるそうです。無農薬で育てた果樹は廃棄するところがないと、山辺さんは言います。一般的には捨てる部分を「使える!」と気付いたのも、試行錯誤して研究してきた成果。「マニアックですよね」と笑いつつ教えて下さることは、どれも初めて知ることばかりで、驚きの連続でした。
オリジナルブランド「junero」の商品は、“人にやさしい”商品です。山辺さんが手間ひまをかけて栽培し、育て、製造し、販売しているからこそ、果樹の持つ自然の力が私たちに“やさしく”応えてくれているのではないかと、私は思います。私自身、いろいろなシャンプーを試してもなかなか合うものを見つけられませんでしたが、「junero」のシャンプーを使ってみると、髪がいきいきと、サラサラになりました!「一度使うと手放せない」と言われていたお客様の気持ちが、とてもよくわかりました。
より多くの人に、未来ある若い世代に、農業の新しい形を知ってほしいと活動を広げる山辺さんの今後に、ますます注目していきたいと思います。
(NBC長崎放送 / 塩田祐希)
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