東京都内の4日の感染確認は14人で、8日連続で30人を下回りました。4日までの7日間平均はおよそ1年5か月ぶりに20人を下回りました。
東京都は4日、都内で新たに男女合わせて14人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の感染確認が50人を下回るのは19日連続、30人を下回るのは8日連続です。
1週間前の木曜日より7人減りました。
また、4日までの7日間平均は20人を下回り、19.3人です。
20人を下回るのは、去年6月13日以来、およそ1年5か月ぶりです。
感染が確認された14人のうち7人は感染経路がわかっていないということです。
一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より2人減って12人でした。
また都は、感染が確認された60代の男性と90代の女性の2人が死亡したことを明らかにしました。
これで都内で感染して死亡したのは3154人になりました。
専門家による分析 先週の警戒レベルを維持
東京都は4日、新型コロナウイルスの都内の感染状況と医療提供体制について、専門家による今週の分析結果を公表し、いずれも先週の警戒レベルを維持しました。
このうち、感染状況は、4段階のうち最も低いレベルで「感染者数が一定程度に収まっていると思われる」とコメントしています。
都内の新規陽性者数の7日間平均は3週連続で50人を下回っていて、専門家は、ワクチン接種をさらに進めるとともに、手洗いやマスクの着用といった基本的な対策を徹底することで感染を抑え込む必要があると呼びかけています。
一方、医療提供体制は、4段階のうち上から3番目のレベルで「通常の医療との両立が可能な状況である」とコメントしています。
専門家は、入院患者と重症患者が継続して減少し、通常医療との両立が可能になりつつあるものの、感染拡大に備えた人員や病床を確保していることによって、救急患者の受け入れ体制はいまだ影響を受けているとしています。
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