農林水産省は22日、米国が2011年の東京電力福島第1原発事故後に講じてきた一部の日本産食品の輸入停止措置を撤廃したと発表した。これまで対象だった福島県産のコメや原木シイタケなど全ての品目で輸入規制がなくなる。日本産農林水産物・食品の第3位の輸出相手国である米国の規制撤廃で、日本産食品の食品輸出拡大に弾みがつくことになりそうだ。
米国食品医薬品局(FDA)が発表した。米国はこれまで東北や関東を中心に14県を対象に野生キノコや山菜などの輸入を停止していた。
農水省によると、福島原発事故後、最大20の国・地域が日本産食品の輸入停止措置を実施した。今回の米国による規制撤廃で、輸入停止措置が残るのは韓国や中国など5カ国・地域となる。【浅川大樹】
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