
台風9号は9日午前5時すぎに瀬戸内海から広島県呉市付近に再上陸した後、同9時に岡山県で温帯低気圧に変わった。兵庫県内では激しい雨や強風により、転倒するなどして4人が重軽傷を負った。各交通機関に影響が出て、JR神戸線は日中、約2時間半にわたり運転を見合わせた。
神戸地方気象台によると、温帯低気圧に変わった後も風の強い状況が続き、9日午前11時18分には明石市で最大瞬間風速30・8メートルを観測した。県などの発表では、西宮市内で自転車に乗っていた50代女性が強風で転倒し左脚を骨折。同市やたつの市、太子町でも軽傷者が出た。
JR神戸線は全線で午後0時35分ごろから約2時間半にわたり運転を見合わせた。山陽新幹線も午前11時50分ごろから約1時間半、西明石-姫路間などで運転の見合わせが相次ぎ、播但線や加古川線のほか、山陽電鉄なども一部区間に影響が出た。神戸淡路鳴門自動車道は明石海峡大橋を含む区間が一時通行止めとなった。
一方、関西電力送配電(大阪市)によると、県内では9日未明から断続的に停電が発生。同日午前11時には神戸市や赤穂市、猪名川町など5市1町の計約6260軒で停電が起きた。
気象庁によると、台風は8日午後8時すぎ、鹿児島県枕崎市付近に上陸後、宮崎、大分両県を進んで豊後水道に出た。台風から変わった温帯低気圧は10日には日本海から東北に進む見込み。(霍見真一郎、浮田志保)
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