イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタンから27日、日本人1人が航空自衛隊の輸送機で退避し、隣国パキスタンの首都イスラマバードの空港に到着した。アフガンの首都カブールの空港は、米軍が管制を掌握している一方、周辺では自爆テロもあり不安定な状態。邦人らの退避に向けた自衛隊の活動は難航していたが、8月末の米軍撤退期限が近づき、安全に活動できるのは27日いっぱいとみて、調整していた。
政府は、出国を希望しないごく少数の邦人が、アフガンに残っていると明らかにした。
退避したのは現地で事業を営みながら共同通信カブール通信員を務める安井浩美さん(57)。(共同)
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