企業のASEAN進出を支援するジェイノベーションは11月30日、自社ECサイト「マモールジャパン」で天然素材100%のオーガニックマスクの販売を開始した。同社は11月25日に立ち上げた、エシカルなオーガニックブランド「bionatural(ビオナチュラル)」の第1弾商品。同ブランドのコンセプトは「人にも環境にも優しい」だ。同社は販売収益の一部を寄付するなどの取り組みを行っている。
同社では今年5月、自社サイト「マモールジャパン」をオープンし、マスクやエコバッグなどの販売を開始した。
11月に立ち上げたオーガニックブランド「bionatural」は、「人と社会、地球環境を考慮したものづくりによって持続可能な社会に貢献していくことがミッション」(宮城建司社長)と話している。人・社会・環境に配慮した生産を心がけることにより、「フェアトレードへの取り組み」や、「大量生産・大量消費からの脱却、CO2削減への取り組み」を行っているという。
「マモールジャパン」のサイト
同社は2017年の設立以来、ECやイベントなどのアジア進出を支援する事業を手掛けてきた。物流・販売の代行も行っており、取り扱っている商品はアパレルから、雑貨、食品、化粧品まで多岐にわたる。
オフィスは大阪府とマレーシアにある。現在は国内で活動している宮城社長だが、コロナ以前はマレーシアで暮らしていたという。同社設立以前もアジア・欧米など海外で仕事をすることが多かったとしている。サステイナブルな取り組みに馴染みが深かったこともあり、「人にも環境にも優しい」がコンセプトの「bionatural」の立ち上げに至ったという。
同社では、商品の収益の一部を、「フィリピンの子どもたちにスニーカーを届ける会」が実施している支援プロジェクト「今、フィリピンの児童養護施設の食料を買うお金が足らない。」プロジェクトなどに寄付している。
高品質のシルク、リネン、コットンを使用したオーガニックマスク
同ブランド初の商品として発売したオーガニックマスクは、カンボジアの工場と協力して生産している。生地には、シルクやコットンをぜいたくに使用。生地の染色には、ココヤシの皮やアーモンドの葉などを使用している。カンボジアの植物から採れる天然資源にこだわっているのだという。
「今後も『bionatural』では、ファッション性を重視しつつも、生産背景や地球環境に配慮した、エシカルな商品を届けていきたい」(同)と話している。
「マモールジャパン」
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