Sunday, December 27, 2020

パンの注文方法が斬新!? 神戸の新しいベーカリー - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社)

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パンをカウンターで選んでから用紙に記入するため、店員さんとの接触なし

ベーカリーといえば、トレイとトングを持って選ぶか、対面方法が一般的。そんななか今年ならではの生活様式にぴったりな「Side field Bread(サイドフィールドブレッド)」(神戸市灘区)が11月24日にオープンし、リピーターが続出している。

ショーウインドウには焼きたてのパンがズラリと並び、お客は、その手前に置かれたオーダー用紙とえんぴつを手に注文するスタイル。「まるで回転寿司やさんみたい」とか、「焼肉屋さんのよう」とお客の反応もさまざまだそうだが、パンを買う楽しさとおいしさが相まって人気となっている。

「最初は普通の対面販売を考えていたんです」と話すのはオーナー兼職人の横畠健さん。建築設計デザイン事務所「アトリエフィッシュ」のデザイナー山下誠一郎さんと相談した上で、予防対策も鑑みて思い切ってこのスタイルに。最低限のコミュニケーションだからこそ、ナチュラルな雰囲気の山小屋風デザインで親しみやすさを目指したそう。

「初めての試みで想像もできなかったのですが、オープンから1週間くらいで、お客さまもうちの販売システムに慣れてくれましたね」と、今や購入方法をお客同士で教え合う姿も珍しくないという。

「ドンク」で経験を積んだ横畠シェフが奥様の諒有子と一緒に作るのは、シェフが得意というバゲットなどハード系をはじめ、全粒粉をブレンドした食パン(1斤320円)、三田ポークを使用する自家製ルウが自慢のカレーパン(200円)、ブラウンシュガーの甘みがまろやかなメロンパン(160円)など、ひと手間を加えた約50種(以上税別)。営業時間は、8時〜18時半(日・月休み)で、JR灘駅から徒歩約5分。

取材・文・写真/いなだみほ

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