新潟県と群馬県の山沿いで16日夜から17日朝にかけて大雪になった影響で、関越道では湯沢インターチェンジ(IC)付近で上下線とも約15キロ以上にわたってトラックなどが動けなくなった。上信越道の上り線(新潟県)でも約150台が立ち往生した。寒い中で車中で一晩を過ごしたドライバーたちは「寝ることもできない」と悲鳴を上げた。
「いつ動くか分からないので、寝ることもできない」――。関越道の六日町IC(新潟県)の手前で立ち往生した新潟県長岡市のトラック運転手の男性(50)は17日午前、本紙の電話取材に嘆いた。
男性は16日夜に新潟市内を出発、関越道で同県湯沢町へ向かったが、午後11時半頃に車列が動かなくなった。しばらくして再び動き出したが、約3時間半後に六日町ICの出口付近で完全に動けなくなった。
缶コーヒーやアメを口にしながらラジオで情報収集し、6時間以上車内で過ごす。雪は激しく降ったり、やんだりを繰り返す。前後には何十台もの車がびっしりと並び、ほかの運転手もハンドルの上に足を乗せて寝るなど、疲れを隠せない。男性は「寒くて外にも出られないので、やることがない。車が動き出しても、すぐに進まないだろう」とため息をついた。
国土交通省長岡国道事務所によると、関越道湯沢ICの入り口でも大型トラックが雪にはまり、動けなくなった。東日本高速道路は、トラックの運転手らに、水やパン、簡易トイレ、ブランケットの配布を始めた。
関越道の赤城高原サービスエリア(群馬県)では17日朝、新潟方面へ向かうドライバーたちがとどまった。栃木県内から新潟県や富山県の取引先に向かう途中だった栃木県佐野市の会社員の男性(29)は「簡単に予定を変更できないので困っている。高速道を降りても大幅な時間のロスになる」と戸惑った。
からの記事と詳細 ( 車内で缶コーヒーやアメを口に6時間以上「いつ動くか分からない、寝られない」…大雪の関越道 - 読売新聞 )
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