Wednesday, August 25, 2021

強固な上意下達の「工藤会」、野村被告は「権限一切ない…飾りです」 - 読売新聞

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 昨年11月、熊本刑務所で長期服役を終えた40歳代の男が出所した。門のそばでは、特定危険指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の幹部ら組関係者数人が出迎えており、一緒に車で走り去った。福岡県警は、工藤会が組織の「功労者」を慰労したとみている。

 男は工藤会系組員で、組を離脱して復帰を拒み続けた男性を刺殺したとして2001年に逮捕され、その後、懲役19年の判決が確定した。

 裁判で検察側は、「他の関与者、特に組織の上位者の存在を隠している」と指摘。しかし、男は否認を続け、指示した人物については明らかにならなかった。

 捜査当局が、工藤会トップで総裁の野村悟(74)、ナンバー2で会長の田上不美夫(65)両被告を逮捕した「頂上作戦」で目指したのはこうした状況を打破し、上位者の刑事責任を追及することだった。

        ◇

 工藤会系元組員の男性受刑者(42)は12年4月、北九州市小倉南区の路上で福岡県警の元警部が銃撃された事件で、実行犯の組幹部を車で現場近くまで運んだ。別の組幹部から指示され、事件の全体像は知らされていなかったという。

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