【ニューヨーク=金子靖志】国連総会は23日、ロシアによるウクライナ侵略開始から2年に合わせた会合を開いた。米欧各国はロシアの侵略を非難したが、対露非難決議は採択されなかった。ウクライナが非難決議案の提出を見送ったためで、昨年のように多くの支持を得られないと判断したとみられる。
侵略1年に合わせた昨年の国連総会では、対露非難決議が141か国の賛成で採択された。「ウクライナは今年、昨年よりも賛成票を減らすとみて決議案の提出を断念した」(国連外交筋)という。パレスチナ自治区ガザでの戦闘に各国の関心が分散しているとの見方もある。
ウクライナのドミトロ・クレバ外相は23日の総会で演説し、「この2年間でロシアは多くの兵士を投じ、ウクライナの子どもを誘拐し、民間人を人質に取ってきた」と非難した。露軍の完全撤退などを盛り込んだウクライナの和平案について、「唯一の解決策だ」と強調した。
これに対し、ロシアの代表は「ウクライナの平和のために、我々の『特別軍事作戦』を遂行しなければならない」と主張した。
23日には安全保障理事会の閣僚級会合も開かれた。会合に先立ち、日米など50か国以上がロシアの侵略を非難する共同声明を発表した。
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