大阪・堺市の市道で町内会でパトロールをしていた男性4人が車にはねられこのうち2人が死亡した事件で、警察は近くに住む49歳の建設作業員をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
調べに対して「人をはねた認識はない」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。
逮捕されたのは、堺市中区小阪西町の建設作業員、猪木康之容疑者(49)です。
警察によりますと、27日午後11時50分ごろ、堺市中区小阪の市道で町内会でパトロールをしていた男性4人を車ではねてそのまま逃走し、大阪市職員の山中正規さん(46)と内装業の村上伸治さん(47)を死亡させ、2人にけがを負わせたとしてひき逃げと過失運転致死傷の疑いが持たれています。
現場近くの防犯カメラの映像から建設作業員が運転していたとみられる車を特定し、自宅の駐車場にサイドミラーなどが壊れた車が止められているのを見つけたということです。
警察の調べに対して「事故を起こして立ち去ったが人をはねたという認識はなく、ひき逃げだとは思っていない」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。
山中さんたちは、町内会のメンバー8人で歳末の夜間パトロールをしていて道路の路側帯を歩いていたところを後ろから来た車にはねられたということです。
警察は事故に至った経緯などを調べることにしています。
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