Friday, December 9, 2022

行列が絶えない人気ベーカリー イチ押しは ふわふわザックザクのカレーパン 「小麦の奴隷」広島・府中市|FNNプライムオンライン - FNNプライムオンライン

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ツートライブの街角スクープです。今回は府中市で行列が絶えない人気ベーカリーを発見しました。

【ツートライブ】
「おー!入れ食いじゃあ」

前回は、福山市で寿司店を改装して釣り堀にしたユニークな店を取材したツートライブ。
今回取材するのは、その店から西へ2キロ…府中市のベーカリーです。前回の釣り堀にも劣らず、とてもユニークな店なんだそうで…

【ツートライブ】
「ユニークなパン屋さんって、パン屋さんはパン屋さんやもんな」「そうですね、何が変わっているのかわからないですけど」「何か想像でます?」「座布団みたいな?」「どういうこと?」「大きいパンで座布団のようにも使えますし、食べることもできますよ見たいな…」「いやいやいや、食べたくないやん。座布団みたいに使ったパン」「全然うけてないわ。お前は例えばどんなんやと思う?」「いや、おれはぱっと入ったら、ラーメン屋なんちゃうか?いうね」「え?どういうこと?どういうこと?」「フルな急に」「ちゃうやん。お前も急にふって来たやん」「急にふるな!行きましょう」

今回取材するベーカリーが“小麦の奴隷”。インパクト抜群の名前です。
この店は2か月前にオープンしたばかりで、今でも朝から行列が絶えないという、個性的な店なんだそうです。

【ツートライブ】
「ブンブンブンはちみつバター」「あー、ハチミツやからブンブンブン。ちょっと甘い系ね。これなに?」「コーンなにおいしいなんて。コーンと『こーんなに』を掛けてる」「コーンなにおいしいなんて…いいねえ」「ロングボードの波平。なるほどなるほど。波平はあのサザエさんの。どういう意味?」「だから名前がユニークな店っていうことじゃないですか?」「でもさあ小麦の奴隷はパン屋さんやから、小麦の奴隷と化して、おいしいパンをお送りします、みたいなっていう、意味わかるやん。ロングボードの波平…これどういう意味?」「ちょっと、店長さんおられますか?」「はい」「店長さんお名前は?」「くんちゃんです」「だから店長のお名前とかも、そういう」「そういうあだ名で、スタッフとかも…」「アンちゃん、サリー?」「どこがサリーなんですか?」「モンスターズインクの…」「そっちね。大きいサリーそういうことなんだ」「ほんまや、サリーや」「社長もあだ名で…」「社長もおられるんですか?」「地味に」「社長ずっと働いてますやん。今これ。社長初めまして」「初めまして。高山と申します」「高山さん?あれ?」≪開店祝いのボードを見て≫「代表取締役。上に中国タクシー株式会社?どういうことですかこれは」「タクシー会社をやっていまして、その新規事業でパン屋を始めました」「タクシー会社は今も?」「継続中ですね」「もしかしてくんちゃんさんも、もともとタクシーの会社にいたんですか」「そうです。配車オペレーターの方を…」

小麦の奴隷は、実業家の堀江貴文さんのオンラインサロンから生まれたベーカリーで、北海道に1号店を出店して全国で急増中です。備後府中店は中国タクシーがフランチャイズ契約を結び、県内1号店として出店しました。

【ツートライブ・高山俊宏 社長】
「何で堀江さんの所でやろうと思ったんですか?」「エンタメパン屋。地方活性型という風なのが題目にあってですね、府中市は人口がどんどんどんどん減っていっていて。中の人を動かすよりは、外から人に来てもらってタクシーに乗ってもらうことで、府中が活性化するかなと。そのためにこのパン屋がきっかけになるかなということですね」

≪朝の開店の様子≫
「じゃあ、オープンします」

小麦の奴隷では利用者に楽しんでもらえる店づくりに取り組んでいて親しみを持ってもらえるよう店員がニックネームを掲げ、元気で明るい接客をするのもその一つです。
朝から仕込んだパンが無くなるとその日は閉店で、昼過ぎには、店を閉める事も多いそうです。さらに、SNSを使って店の情報を発信したり、移動販売にも力を入れています。

【ツートライブ・客】
「よく来られるんですか?」「初めて。いつ来ても閉まってる」「いつ来てもだから売り切れてね」「初めてこられたんですか?」「うん。休みも知らなかったし、だから午後3時ごろ来たらいいわと思って三原から来て」「え?三原から来たんですか?」「まだ食べてないですよね?このカレーは」「まだ食べてない」「うわ、すごいな」「だって今ここテーブルあったの30個くらい無くなったもん。ものの5分くらいで」

さらに接客だけでなく、パンの製造にも、堀江さんらしい合理的な考え方が反映されています。それがこの冷凍のパン生地です。

【ツートライブ・くんちゃん店長】
「解凍させて発酵させて、一応膨らませるんですね。で、焼くんです」「だから、生地をこねるとか作る作業が省かれる」「はい。まあ、パン屋さんていったら、粉を量って、こねてとか、発酵させてとかが一番大変なんですけど、ウチは仕込みっていったら朝五時半くらい…」「早いけど、普通のパン屋さんってもっと早い時間から」「そうですね」「日が明けてちょっとしたらやり始める、1時2時くらいからやるイメージなんですけど」「毎日毎日深夜から朝まで仕込んでたら、もういやになってしまうかもしれないですもんね」「そう。だから田舎は、かなり減っているみたい」「町で流行ってるから増えてるかなと思ったら。
すごいな。システムなんですね」「そうですね」「だからも麦の奴隷というものの、どっちかというと小麦の魔術師的な…」「あー!うまいですね」「すいません。うまいこと言うてしまって…申し訳ございません。すぐうまいこと言って」

さてそれでは、今も朝は行列が絶えない小麦の奴隷、備後府中店の人気ベスト3をお届けしましょう。

【ツートライブ・くんちゃん店長】
「3位発表してもらってよろしいでしょうか?」「はい、こちらの“もちっと塩パン”です」

こくのあるバターとこだわりの岩塩を使用し、まわりはサクサク、中には溶けたバターがじゅわっと…1人でも、つい2個3個と手が出てしまうパンなんです。

【ツートライブ・くんちゃん店長】
「続いて第2位は?」「こちらのプレミアム奴隷生食パン」「プレミアム奴隷。奴隷の中でも一番プレミアム」「こちら生クリーム。練乳、はちみつを練りこんだ生地で。ちょっと甘めで。私はそのまま」「そのまま、ちぎりながら」「おいしいですよね?食パン焼き立て」

「さあ、ちょっと第1位は何となくね…」「もうわかってますけどね。それ用のテーブルありますからね」「そうですね、入ったらすぐあるから」「こちらですよね?一応発表してもらいましょうか」「第1位は?」「“ザックザクカレーパン”です」「ですよね?」「一番多い時でどれくらい売れたんですか?」「オープンの3日間は毎日700個」「えー!だからこれオーナーが馬車馬のように働いているんですね」「ちょっとオーナーがずっと入れているんですよ」「小麦の奴隷ってだから最初分かったんが、オーナーのことやったんですね。写真だけ頂いときましょう。はい、チーズ」

では、店の看板メニュー!ザックザクカレーパンを試食させていただきます。

【ツートライブ】
「さあなんと、揚げたてを頂きました」「ああ、いい香りやな」「すっごい香ってきた」「ちょっと香ばしい香りの奥にカレーの匂いが」「うわー、いい!」「うわ、以外と柔らかい感じなんや」「もうほんまに名前の通りザックザクなのよ。外。この、カレーと外のザクザク。中のパンがめちゃくちゃマッチしてる。めちゃくちゃおいしい」「うん、うまい。冷凍とは思えへん。もう差が分からんな。おいしい。ザクザクしてる感じと、そのふわふわのところにカレーが入ってくるような感じ。この三つ巴。だからベンツのような感じ。ザクザク感とカレーのスパイシーとふわふわ。このベンツが一気に胃の中にトンと入ってきて。ブルン、ブンブンブン。もう、カレーパン界のメルセデス。もうこれ家の駐車場に止めときますわ」

小麦の奴隷、人気の訳が分かったところで、スクープ発表です。

【ツートライブ】
「スクープ撮れましたか?」「スクープ撮れましたよ!小麦の奴隷のあのマークの正体はオーナーとサリーさんだった」「いやいやいや、違うのよ。ようやってくれたな、こんなん」「いや、ノリのいい方たちばかりやから。奴隷とは到底、想像できへんくらいのファニーな方たちで、小麦の妖精でした」

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