Wednesday, January 12, 2022

感染状況レベル2に オミクロン疑い42人 - 東奥日報

sumibar.blogspot.com

 青森県は12日、県内で新たに86人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前日の15人から急増し、県内8保健所全てで感染発表があった。3件の新規クラスター(感染者集団)が発生し、新変異株「オミクロン株」に感染した可能性がある感染者も新たに42人判明。県は、県内の感染レベルを5段階評価の上から3番目「レベル2(警戒を強化すべきレベル)」に引き上げた。専門家は全国で起きている感染急拡大を踏まえ、「今後も(感染者数が)かなり伸びる可能性がある」との見通しを示した。

 1日の新規感染発表が80人を超えるのは、100人の感染発表があった昨年9月2日以来。居住地別では弘前保健所管内の44人が最多だった。次いで上十三保健所管内16人、青森市13人、五所川原保健所管内5人、八戸市3人、三戸地方保健所管内2人、むつと東地方保健所管内が1人ずつ。関東地方居住の1人の感染も判明した。

 クラスターが発生したのは弘前保健所管内の会食2件と上十三保健所管内の保育施設。昨年10月9日以来の新規クラスターとなる。

 デルタ株のウイルス検査が陰性となり、オミクロン株の全ゲノム(遺伝情報)解析を進めている感染者は、11日までに発表された37人を含め79人となった。

 むつ市によると、むつ保健所管内の1人は、同市の成人式(9日開催)に出席していた。オミクロン株の感染ではないとしている。

 12日現在の療養者数は164人で、前日の78人の2倍以上に。うち入院は64人で、前日から12人増えた。県の確保病床数414床に対する使用率は15.5%に上昇した。入院や宿泊施設、自宅などの療養先を調整中の感染者が82人いる。

 県のレベル評価に用いる指標は(1)1週間当たりの新規感染者数(12日現在150人)(2)療養者数(同164人)(3)入院者数(同64人)-の3項目が、レベル2の基準に達している。県が6日にレベル0から1への引き上げを発表してから1週間弱で、さらに1段階上昇することになった。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「オミクロン株は軽症や無症状の人が相当数いる。症状の自覚がない人が国内を移動することによって、感染が都市部から地方へ波及している」と指摘。県内でも「3市(青森、弘前、八戸)を中心に市中感染が起こっていく可能性がある」と語った。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 感染状況レベル2に オミクロン疑い42人 - 東奥日報 )
https://ift.tt/3fktfuG
日本
Share:

0 Comments:

Post a Comment