今では種類4倍超「常連さんのおかげ」
穴水町川島の製パン店「ベーカリーH&M」が十七日、開業から一年を迎えた。町内唯一の製パン店として人気を集めており、十月からは穴水高校生徒会からの要望に応え、購買部のない同校に木曜限定でパンを卸すようにもなった。店主の橋本弘幸さん(55)は「今後も地元の人に愛される店にしていきたい」と話している。 (森本尚平)
呉服店「ウイングなかり」内の一角に店を構える。大阪市で二十年間パン職人として働いた経験がある同店の橋本さんが開業。町内では二年ほど製パン店がなかったこともあり、パン好きの町民が足しげく通う。常連の六十代女性は「食パンもカレーパンもおいしい。みんなここができて喜んでいる」とほほ笑む。
ジャガイモや牛肉など具材がたっぷり詰まったカレーパンが一番人気で、できるだけ無添加にこだわるパンを提供する。開店当初は十種類ほどだったメニューは、常連客の要望に応えてレーズンパンやチーズブレッドなど徐々に増え今は四十種類を超えた。橋本さんは「本当はメニューを絞りたいけど、お客さんの好きなものを聞いてるとどんどん増えていった」と笑う。
今後は、地産地消を意識したパンや町のお土産となるようなラスクの開発も考えている。「皆さんが買いに来てくれるおかげで一年を迎えることができた。常連さんに支えられている」と橋本さん。地域住民や地元の高校との結び付きを大切に、パンを焼き続ける。
十七日から先着百人に記念品のタオルをプレゼント。午前九時〜午後六時で、日、月曜定休。(問)ベーカリーH&M0768(52)0005
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