ジャーナリストの櫻井よしこ氏は3日、オンライン形式で行われた憲法フォーラムで憲法改正について「ぐずぐずしている暇は一瞬たりともない」などと述べた。全文は次の通り。
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会場の皆さま、こんにちは。そして全国でこの放送をごらんくださっている皆さま、こんにちは。今日、23回目の公開憲法フォーラムを開くことになりました。ただいま、菅義偉首相よりメッセージをいただきました。そして、この憲法の中に自衛隊を書き込むことなど自民党の4案をご紹介くださいました。
私たち民間憲法臨調は、以前より、一日も早く憲法改正をしなければならない。そして今の国際情勢を見るとですね、もうぐずぐずしている暇は一瞬たりともないのだということを申し上げてきました。時間がたてばたつほど、国際情勢は難しくなります。
そして憲法改正という論点から見るとですね、むしろ今は米国も日本の憲法改正に対して、非常に前向き、むしろ「ちゃんとやってください」という姿勢であることがわかります。私たちの国での憲法改正議論は、国内の世論がまだそこまで成熟していないという論点と共に、国際社会がどう見るかということを非常に気にしてまいりました。この2つともに、私は憲法改正を望む声が圧倒的に強くなっているのではないかと思います。
まず国際情勢から見てまいりたいと思います。私たちはあの明治維新で国を開いて以来、今日のような厳しい状況に直面したことはないと思います。その意味で、この日本を取り囲む国際情勢の厳しさは、まさに100年、200年に一度のものだと言わざるを得ません。
先月、菅首相が訪米なさり、バイデン米国大統領との首脳会談をなさいました。私はこの首脳会談は、数多くなされた日米首脳会談の中でも、最も重要な意味を持つ会談の一つであると思います。それは、国際情勢のあまりの厳しさに米国も国際社会も日本国にお願いだから、もっとまともな、自立した国になってほしいという大きな大きなメッセージが背景にある、そのような会談だったと思うからです。
今まで、数多くの首脳会談がなされましたけれども、その時々の焦点は、経済であり、いろんなことでありました。今まさに、中国が会談の大きな争点となっています。もちろんそこには経済もありましょうし、そしていろんな通信手段の話もありましょうし、多くの問題がありますけれども、一言で言えば今回の日米首脳会談の一番の大きなテーマは、隣の中国にどのように向き合うかということです。
からの記事と詳細 ( 櫻井よしこ氏「憲法改正ぐずぐずしている暇は一瞬もない」 改憲フォーラム講演全文 - 産経ニュース )
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