シルエットという概念を飛び越えるほど超オーヴァーサイズな“ユニフィット”仕様のボタンダウンシャツとショーツは、衣服のデザインはジェンダーにとらわれないという現代ファッションの趨勢を象徴するもの。
実際に性別だけでなく、人種や世代、体型といった着る人を選ぶような属性からは完全に解放され、どのように着るかも、着る人次第のフリースタイルだ。
またヨーロッパの伝統的なワークウエアを想起させる鮮やかなタンジェリンカラー(オレンジ)が、上下のアイテムを合わせるセットアップという選択と相まって、“ユニフォーム”性を強く感じさせる。
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両者とも素材には、オーガニックコットンを100%使用している。原料の生産のみならず、製造工程まで含めた製品として正しくオーガニックであることを示すGOTS(オーガニックテキスタイル世界基準)認証を受けた素材である点に注目したい。
ファッショントレンドを牽引し、現代を象徴するラグジュアリーブランドのクリエイションは、上辺だけの欺瞞的なグリーンウォッシュではない、本質的なサステイナビリティという社会全体の“トレンド”を強く推し進めている。
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からの記事と詳細 ( 原料から製造工程までオーガニックという決意表明:METHOD #13 - WIRED.jp )
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