Monday, October 12, 2020

仏オーガニック大手「ビオセボン」はなぜ破たんしたか(2)(オルタナ) - Yahoo!ニュース

ビオセボンの個人投資家は約2800人おり、出資総額は1億1400万ユーロ(約142億4800万円)に上る。退職後の年金を補充する目的で、利率の高さとオーガニック市場の有望さに惹かれて投資した人が多く、農家から会社経営者までさまざまな層に及んでいる。(在パリ編集委員・羽生のり子) しかし、約束された利息が払われたことはなかったという。経営難と聞いて、投資額が戻ってこないことを危惧した投資家たちは団体を作って抗議し始めた。買収者は会社の未払い金を支払うことを優先し、投資家に資金を払い戻す義務はない。個人投資家が危惧したのはその点だった。 ビオセボンは個人投資家から集めた資金を無形固定資産として銀行から融資を受け、店舗を増やしていった。マルヌ&フィナンスは2013年に個人投資家向け商品を出す前、富裕層が中小企業に投資すれば投資額の半額が免税になる制度を利用し、2010年から2013年まで、「ビオホールディングISF(富裕税)」の後に年度を入れた社名の投資会社を毎年作っていた。

個人投資家は元本すら戻らない可能性

4社あるビオホールディングの社長はいずれもジェラール・シャルヴェロン氏で、所在地はマルヌ&フィナンスの所在地と同じだ。「ビオホールディングISF2011」の資料によれば、出資額はすべてビオセボンの店に投資され、最低据置期間は5年。10年たてば、ビオホールディングが所有する店を売却し、会社も解消して利益を出資者に分配するということだった。しかし、ビオセボンが破たんした現在、利益分配をどころか、出資額を失う可能性が高い。 個人投資家のうち、2014年に出資していた7人がビオセボンに対して裁判を起こし10月1日、勝訴した。ビオセボンは原告に総額18万ユーロの支払いを命じられたが、これはビオセボンの負債に加わるので、買収する会社が負担することになる。個人投資家が勢いを得て今後も裁判が起きる可能性は否定できない。個人投資家たちの弁護士は、彼らの損にならないよう買収候補企業と交渉中だという。買収企業は10月16日に決定する。

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October 13, 2020 at 07:01AM
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