東京都議選は選挙戦最終日の3日、各党幹部らが街頭で最後の訴えに声をからした。過労入院から退院したばかりの小池百合子知事が初めて選挙戦の現場に姿を見せる場面もあり、4日の投開票に向けて各陣営が終盤に力を振り絞った。
小池氏は午前中から、特別顧問を務める都民ファーストの会の候補者の事務所を1カ所ずつ回り、候補者とグータッチするなどして激励した。最初に訪れた中野区では演説はしなかったが、沿道の人に「頑張ってください」と声を掛けられると、笑顔で応じていた。
自民は党幹部や閣僚を応援に連日派遣し、3日は下村博文政調会長が八王子市に入った。歴史的大敗をした前回選の雪辱を期し、選挙カーの上から「都民の声を反映させるため、都議選で自民党を第1党に戻させてほしい」と呼び掛けた。
一部選挙区で苦戦も伝えられる公明党。山口那津男代表が激戦の荒川区で演説し、候補者と一緒に選挙カーに上がって「勝たせてください」と声を張り上げるとともに、候補者の名前を連呼。演説を終えると、大勢の聴衆から大きな拍手が起きた。
共産党の志位和夫委員長は、文京区の商店街での応援演説で、開催中止を訴える東京オリンピック・パラリンピックを取り上げた。「小池都政は命よりオリンピックだ。都民の意思を示し審判を下そう」と述べ、五輪開催に慎重な層を取り込もうとアピールした。
連日各地で応援に入った立憲民主党の枝野幸男代表は3日も激戦区を回った。JR国分寺駅前では約100人が集まり、陣営関係者が「距離を保って」と書かれた看板を掲げる中で「どこも大乱戦で、僅差の戦いだ」と訴え、支持を呼び掛けた。
日本維新の会は副代表の吉村洋文・大阪府知事が応援に入った。新型コロナウイルス対応で全国的な知名度を上げたこともあり、世田谷区の演説場所では約200人が足を止めていた。維新は現有1議席。「異端児を(都議会に)送り込ませてください」と訴えた。【竹内麻子、野倉恵、黒川晋史、斎川瞳、田中理知】
からの記事と詳細 ( 東京都議選 各党が最後の訴え 小池知事の姿も - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
https://ift.tt/3jEZ5p6
日本
0 Comments:
Post a Comment