沖縄県は16日、インドで最初に見つかった新型コロナウイルス変異株「デルタ株」の疑いがある患者を新たに20人確認したと発表した。初めて宮古島市でも見つかり、デルタ株疑いの患者は県内全域で確認された。14日に発表した16人を含め、検査数に占めるデルタ株疑いの割合は14・81%と、前週の3・80%から約4倍に急増した。県内では16日、新たに10歳未満から80代の男女76人の感染が分かった。
今週は、主に7月7~13日に陽性になった243人を検査。14、16日の発表分を合わせて計36人のデルタ株疑いが見つかり、県内のデルタ株患者は累計で56人(うち疑い25人)となった。
県内でデルタ株の市中感染が起きているかどうかについて、県の糸数公医療技監は「感染経路が分からない人がまだ10人以上おり、今はそこをしっかり調べ、飲食や会合で広がっているかを確認すべき時期。市中感染が起きているとはまだ言えない」と説明した。
クラスター(感染者集団)も5例判明した。那覇市内の飲食店で6月29日~7月8日に40~70代の男女8人が感染。店内では酒類の提供があり、店員や客がマスクをせずに大声で話していたことが感染拡大の要因とみられる。6月30日以降は休業しているという。
浦添市内の事業所では6月22日~7月6日に10~40代の男女6人が陽性になった。南城市内の社会福祉施設では6月12日~7月2日に40~90代の男女8人が感染した。その他、家族内感染が2例あった。
16日に確認された新型コロナ感染者76人のうち、感染経路が追えているのは29人。年代別では40代が19人で最多。米軍関係は嘉手納基地やキャンプ・フォスターなどで14人が感染した。
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