2023年7月26日 午前6時00分
総務省が26日付で公表した住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、今年1月1日時点の外国人を含む総人口は1億2541万6877人で、前年と比べ約51万1千人減った。日本人に限ると約80万1千人減。減少幅は1968年の調査開始以降の最大を更新し、初めて47都道府県全てでマイナスとなった。深刻な少子化を反映しており、地域社会の維持に向けて若者や女性の雇用確保など対策が急務だ。
総人口を都道府県別に見ると、外国人の流入が多い東京だけがプラスとなった。減少率は秋田の1・65%が最も高く、青森1・41%、岩手1・39%と続いた。日本人は前年、沖縄だけがプラスだったが、今回は調査対象となった73年以降で初めて沖縄も減少に転じた。
福井県の総人口は前年比7784人(1・01%)減の75万9777人で、全国で5番目に少なかった。外国人を含めて集計するようになった2013年以降、10年連続で減少し、減少数、減少率とも最大となった。
総人口は全17市町で減少した。最も減少したのは福井市で1701人、次いで越前市1242人、敦賀市671人の順だった。
1世帯当たり平均人数は2・52人で、2004年から20年連続で全国トップとなった。外国人は前年比406人(2・65%)増の1万5712人。2年ぶりに増加に転じた。
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総人口のうち日本人は1億2242万3038人で、14年連続のマイナス。出生数が過去最少の約77万2千人だったのに対し、死亡数は最多の約156万5千人で大幅に上回った。海外転勤、留学などによる減少は約7千人だった。
外国人は約28万9千人増の299万3839人。新型コロナウイルス禍の入国制限緩和で留学生や技能実習生らが戻り、3年ぶりに増えた。
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