アメリカ議会下院で、多数派を占める野党・共和党内の造反で議長が決まらない中、開会4日目の投票で造反議員の多くが議長を目指す党下院トップへの支持に転じました。ただ、選出に必要な過半数にはなお届いておらず、事態の打開に向けた党内での説得が続く見通しです。
アメリカ議会下院では多数派を占める野党・共和党の下院トップ、マッカーシー院内総務が議長選出を目指していますが、党内の保守強硬派の議員らが造反し、議長が決まらず、再投票が繰り返される事態が続いています。
共和党内では造反議員の説得が続いていて、議会開会4日目となった6日、マッカーシー氏は記者団に対し「われわれは前進し驚きを与えるつもりだ」と述べました。
そして日本時間の7日朝早く行われた13回目の投票で、これまで造反してきた20人の議員のうち、14人がマッカーシー氏への支持に転じました。
ただ選出に必要な過半数の票には3票足りず、議長が選出されない状況が続いています。
マッカーシー氏は、これまでに現職の議長の解任を求めやすくすることや、重要な委員会に保守強硬派を配置することに同意するなど造反議員に譲歩しています。
議長が決まらず、投票が10回以上行われるのは1859年以来、164年ぶりの異例の事態で、事態の打開に向けて共和党内で反対を続ける残りの議員の説得が続く見通しです。
からの記事と詳細 ( 米 下院議長選 造反議員の多くが支持に転じるも過半数に届かず - nhk.or.jp )
https://ift.tt/X8bC4rV
日本
0 Comments:
Post a Comment