国民民主党の榛葉賀津也(しんば・かづや)幹事長は14日の記者会見で、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への対応について「連合東京としっかり歩調を合わせ、都連の皆さんが判断をして、来週中には態度を決定したい」と述べた。連合東京は19日の執行委員会で、3選出馬を表明した小池百合子知事の「支持」を決める方向だ。(小寺香菜子、佐藤裕介)
榛葉氏は会見で、14日に連合東京の斉藤千秋会長から「小池知事を応援する方向」と連絡があったことも明かした。斉藤氏は、国民民主支援の産業別労働組合「電機連合」の出身。
◆小池知事は「ジャイアント馬場のよう」
また榛葉氏は、小池知事を昭和の人気プロレスラー、ジャイアント馬場さん(1999年死去)になぞらえ、「見せ方がうまい」と持ち上げた。
榛葉氏は馬場さんについて「王道だから、(試合が始まると)すっとリングの真ん中に行って先に動かない。相手選手が、馬場の周りをうろうろ回る。観客からすると、馬場の方が格上だと思ってしまう」と説明。「相手選手」がどの候補者に当たるのかには言及しなかった。
その上で、「見せ方だけではなく、問題は政策、それを実現する実行力、都議会との関係、これが極めて重要だ」とも語った。
◆かつて支えた蓮舫氏には「何の感情もない」
都知事選には、旧民主党、民進党で榛葉氏の同僚議員だった蓮舫参院議員=立憲民主党に離党届を提出=も出馬表明している。2016年の民進党代表選では、蓮舫氏の立候補に当たって榛葉氏が推薦人を務めた過去もある。
この点を尋ねられた榛葉氏は、「(蓮舫氏に)個人としては何の感情もない」と述べた。
また、「共産党と相容れないというのはわれわれの党の基本方針であり、きわめて重要だ」とあらためて説明。共産党と連携する蓮舫氏の支援は難しいとの考えに「変わりはない」と強調した。
蓮舫氏は2016年の民進党代表選で、玉木雄一郎氏(現・国民民主党代表)、前原誠司氏(現・教育無償化を実現する会代表)との三つどもえの戦いを制したが、翌2017年、東京都議選の敗北の責任を取る形で代表を辞任している。
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