保険金の不正請求問題が、損害保険大手の経営トップの事実上の引責辞任にまで発展している「ビッグモーター」。去年7月、店舗前の街路樹や植え込みが枯れているのが、各地で確認され、その後、国や自治体が相次いで調査に乗り出す事態になりました。
国土交通省が一部の店舗について実施した土壌の調査では、除草剤の成分も検出されました。
警察庁によりますと、全国20の都道府県の自治体から器物損壊などの疑いで被害届が出され、去年9月、警視庁と神奈川県警が本社を捜索したのを始め、各地の警察が、捜査を進めています。
街路樹をめぐる問題の背景として、複数の社員や元社員が証言したのが、月に1度、本社の幹部が店を訪れて実施していた「環境整備点検」です。
点検項目のリストのひとつには「敷地回り、歩道はゴミや草、砂が無くお客様目線で整備できているか」などと書かれていて、外部の弁護士でつくる特別調査委員会がまとめた調査報告書では、環境整備点検の成績や対応がよくなければ降格処分につながっていたと指摘しています。
関東の元社員の男性はNHKの取材に対し「店や、店舗前の歩道のアスファルトのすきまから1センチの雑草でもはえているのが見つかったらアウト。本当にピリピリして、戦々恐々としていました」と話していました。
からの記事と詳細 ( 「ビッグモーター」店舗前街路樹 伐採指示疑いで社員を逮捕 - nhk.or.jp )
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