Tuesday, January 2, 2024

志賀原発で変圧器の配管が破損、3500リットル油漏れ…外部への放射能の影響なし - 読売新聞オンライン

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 能登半島などを襲った最大震度7の地震で、志賀原子力発電所(石川県志賀町)を運転する北陸電力は2日の記者会見で、1、2号機(いずれも運転停止中)で外部からの電源を受ける一部の系統が使えなくなったと発表した。別の系統に切り替えて受電しているため必要な電源は確保できており、外部への放射能の影響もないという。

 北電によると、1、2号機で外部から電源を受けるのに必要な変圧器の配管が破損。絶縁用の油が漏れ出し、変圧器が使えなくなった。漏れた油の量は1、2号機でそれぞれ約3500リットルに上った。

 一方、2号機の変圧器周辺で爆発音が聞こえたとの情報について、北電は、確認を進めた結果、装置の作動音を誤認したもので火災は発生していないと説明した。

 原子力規制庁によると、東京電力柏崎刈羽(新潟県)や、日本原子力発電敦賀、関西電力美浜、大飯、高浜の各原発(いずれも福井県)では異常はない。

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